先日文献を探す必要があって国会図書館蔵書を久しぶりに検索してみた。すっかり様子が変わっていたので、ついでに私の仕事についても覗いてみた。私の電子書籍2冊も収納されているではないか。これには驚かされた。 この国で電子化された出版物が収集され所…
Just hearing the word Noto always stirs my heart. It's probably because I have deep sympathy for that land. And then that great disaster struck Noto. It's been more than five months since that day, but I still haven't recovered from the sh…
少し古い話になる。 5月15日午後と20日午後に京大病院眼科に検査と診察のため出かけた。この巨大病院に罹るようになったのはいつからだったか、正確なことはすっかり忘れてしまった。かかりつけの眼科医のアドバイスもあって紹介されたのだが、とっくに十数…
能登と聞くだけで私の心はいつも揺さぶられる。心の深部にまであの地への共感がしみこんでいるからだろう。こともあろうにその能登にあの大災害が襲ったのだ。あの日から5ヶ月以上経っているのに私は衝撃からまだ立ち直れずにいる。 私の能登への共感は祖母…
古い話で恐縮だが、5月11日、京都国立博物館で開かれていた『親鸞ー生涯と名宝ー』展を見に出かけた。暑い日だったので熱中症の不安もあったが、展覧会の終わりが迫っていたので、少々無理をしてでも見に行きたいという願望のほうが勝った。電動車椅子で出か…
今年の桜はあっという間に咲き散っていった。春を楽しみ季節の変わり目を緩やかに生きたいと願うものにとっては、異常としか言いようがない。数年前からこの季節になると桜についての私の歴史認識を書いてみたいという思いが募っている。資料も集めた。とこ…
午後2時過ぎ、いつものように仕事机に向かった。何本かたまっていた電話連絡を片付け、メールの着信を確認し、フェイスブックの確認に移った。面白そうな写真があったのでクリックしたら、突然ディスプレー上にウイルス来襲の危機を知らせるかのようにわけの…
このまちは高齢者、障害者にやさしいと言えるだろうかー車椅子から見える世界(2)ー 電動車椅子の助けを借りてこれからの生活をどのように変えるのか、あれこれ考えている。体力維持のためのこれまでの努力をやめるわけでは決してない。 この十数年体調が最…
台風14号は猛暑日の連鎖を断ち切ってくれた。これで息も絶え絶えで猛暑をこらえて今年もなんとか乗り切れたようだ。この数年夏が来るたびに生き延びられるだろうかと不安になっていた。この間に生き延びるための自分なりの工夫もし生き抜く方法もいくつか学…
今年の春頃から車椅子を借りることを考え始めていた。電動のものを探していた。私の要望にすべて応えてくれるものはないけれども、とにかく機種を決めレンタルの手続も済ませた。 車椅子を利用しないでも、自分の足で動き回れる体力はまだ残っている。その能…
1枚の家族写真、これはリュブリャナ(スロベニア)のある古書店・出版社のフェイスブックから借用したものだ。映像作家の創作なのかそれとも実際の家族写真なのかはわからない、いつの時代のものか、第二次大戦の時かそれともユーゴスラビア解体後の内戦の時…
先日、86歳になった。これほど長く生き続けられるとは、しかもこれほどまでに生命力を維持しながら生きられるとは思ってもいなかった。それだけにうれしいことだ。 手術や入院をする深刻な病にかかることがふえたが、それもなんとか克服できた。しかし体力は…