遅ればせの京都の桜ー2023年3月28日、賀茂川・半木の道ー


 今年の桜はあっという間に咲き散っていった。春を楽しみ季節の変わり目を緩やかに生きたいと願うものにとっては、異常としか言いようがない。数年前からこの季節になると桜についての私の歴史認識を書いてみたいという思いが募っている。資料も集めた。ところがあっという間に季節が過ぎてしまい、気持ちが萎えてしまう。今年もまた実



現せず、来年に持ち越し。

 陽光に誘われて賀茂川河畔に車椅子で散策に出かけた。川風と川面を渡って吹く風が久しぶりに心地よく、桜の色香にはるかに勝っていた。来年はこの感覚とは違う春の到来を願う。